自閉症児と頻尿おやじの不安払拭・未来開拓

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書籍【新・失敗の本質「失われた30年」の教訓 山岡鉄秀 著】日本人は夢から覚めよ

ずかとも(私):過活動膀胱を患う頻尿おやじ。永遠の20歳(本当は丙午生まれ)

 

とあるユーチューブのチャンネルで紹介されていた本です。

 

新・失敗の本質 「失われた30年」の教訓

 

「もっと早くに読んでおけば私の人生も変わったかも」

若い人たちにはぜひ読んで、考えてもらいたい」

 

これはブログに残しておかなければと思い、こうして記事にしています。

 

この記事では本の内容を私なりに簡単にまとめて記録(紹介)しています。

読んだ感想などは、また別の記事に残しておこうと思います。

 

(下は電子書籍です)

 

 

 

はじめに

「失われた○○年」(20年とか30年とか)と言われるようになって久しい日本。

 

諸外国は経済成長を実現しているにもかかわらず、グローバル化の波にうまく乗ることができず、経済低迷を続けている日本。

その経済低迷の期間が30年を超え、40年になるかもと心配されています。

 

また慰安婦問題や竹島問題で韓国に振り回され、尖閣諸島問題や処理水問題で中国に翻弄されている日本。

 

この「低迷する日本経済」「解決できない外交問題」を「失敗」ととらえ、その原因を分析し、今後の日本の取るべき施策を説いたのがこの本です。

 

グローバル社会における日本の失敗の原因、それは

 

日本人は日本の文化の枠の中でしか物事を考えられない

 

(以下にある番号は、本の章番号と無関係です)

 

世界の文化は大きく3つ

まず日本人が認識すべきことは、国や地域によって文化が異なるということ。その分かを大別すると3つに分けられます。

 

①モラルコード:人間関係を重視。日本や東アジアの国々

②リーガルコード:契約やルール、効率を重視。アメリカやプロテスタントの国々

③レリジャスコード:コーラン、宗教が法律。イスラム圏の国々

 

またそれぞれも細かく見ると違いがあります。

例えば同じモラルコードの国でも韓国や中国は日本と異なります。

(日本は解決した事案を平気でひっくり返すようなことはしないですよね。お隣の国々のように)

 

挑む相手を理解せず、誰かれ構わず自分の(日本の)やり方で対処するから失敗すると(敵を知り、己を知れば、百選危うからずや)。

 

グローバル化のけん引役はアメリ

世界がグローバル化されるとそこに共通のルールが作られますが、残念ながら(?)そのルールを作るのはアメリカです。

即ちリーガルコードの国であり、グローバル社会で生きていくためには、日本人もリーガルコードに対処できるようになる必要があります。

 

アメリカでの失敗の具体例として2つの事例が示されています。

トヨタのアクセルペダル不具合

ブリヂストン(ファイヤストン)のタイヤバースト問題

 

それぞれの詳細は割愛しますが、共通して言える失敗の原因は

  • 情報伝達が遅い=情報を軽視している(会社のトップが事故を知ったのは暫く時間がたってから)
  • 対応が遅い(会社のトップが渡米し対処したのも数日たってから)
  • まず謝る(誠意を見せるつもりでも謝罪の言葉を発することは罪を認めたということに)

などなど

 

これらはリーガルコードのアメリカにおいては致命傷となりうる愚策

その結果、両社とも莫大な損害(賠償金)を被る羽目に。

 

なんとアメリカの独禁法違反件数の50%総罰金額の40%を日本企業が占めるそうで国別では最多。

 

過去の失敗から学べないのが日本人なのでしょうか。

 

敵(相手)を知り、己を知って、相手に応じて対処法を変える必要があります。

 

とは言えもはや世界はグローバル化社会。ビジネスだけではなく外交もリーガルコードで対処すべきと言えます。

 

リーガルコードとの付き合い方

「Yes」「No」をはっきりと言い、「Because」と論理的に話す

これにつきるようです。

 

そして遅滞なく即座に。対応の遅れは責任逃れと取られかねません。

 

日本人的な「この度は大勢の方々にご迷惑、ご心配をおかけしたことに責任を感じ・・・」といった誠意は関係なく、謝罪の言葉を言ったとたん罪を認めたと受け取られることに注意を払う必要もあります。

 

これからの日本に必要なこと

それは「卓越したリーダー」の育成。

 

リーダーとして身につけるべき考え方として2つ挙げられています。

クリティカル・シンキング(注1)

ダブルループ・ラーニング(注2)

 

我々日本人はシングルループ・ラーニング(注3)でありイノベーション(革新)ができず、結果、変化についていけず脱落するのが運命。

(過去にイノベーションが起きたのは「黒船来航」のときですが、これは外圧によりシングルループラーニングの前提そのものを変えられたものであり、上記①②の考え方を身につけた結果ではありません)

 

注1)目の前にある事象や情報を鵜呑みにせず「それは本当に正しいのか」と疑問を持ち、じっくり考察した上で結論を出すこと

注2)問題に対して既存の目的や前提そのものを疑い、それらも含めて軌道修正を行なうこと

注3)過去の成功体験を踏襲し既存のやり方を繰り返し改善を目指すこと=熟練はするが応用が利かない

 

これからも絶え間なく起こるであろう様々な変化に対応し、この日本を成長させていくためには①②を備え、リーガルコードで対処できるリーダーを育てる必要があります。

 

学校教育の改革も必要ですが、我々大人も考えを改めてこれからを臨んでいく必要がありそうです。

 

世界を席巻し、ディスコで踊って浮かれていた

過去の夢から覚めよ、日本人!!

 

ここまでが「新・失敗の本質」の(私なりの)要約です。

 

この本に興味を持って頂いた方は、実際に手に取って読んで頂けると幸いです。

 

自分自身のためだけではなく、子供や孫の将来に影響を与えるかもですよ。

 

私の会社、本の中で紹介された「悪い例」が全て当てはまっているような。。。

それはまだ後日。。。

 

(下は電子書籍です)

 

 

ではまた。

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