自閉症児と頻尿おやじの不安払拭・未来開拓

自閉症児と頻尿おやじが未来へ向けて行動中

最後の体育祭

たいどん:重い知的障害のある自閉症児。永遠の2歳(高3になりました)

ずかとも(私):過活動膀胱を患う頻尿おやじ。永遠の20歳(たいどんのパパ)

 

2023年(令和5年)6月1日(金)

たいどんが通う学校の体育祭が行なわれました。

たいどんは高等部3年生なのでこれが最後の体育祭。

私も思い切り楽しもうと張り切って見に行きました。

(会社はお休みして。ヒマですし。。。)

 

この学校の体育祭は小学部1年生から高等部3年生までの全校生徒が集まって盛大に開催されていたのですが、新型コロナの発生以降、中止の年を挟んで、学年ごとの開催となりました。

 

また以前はお弁当の時間を挟んで10時くらいから15時くらいまであったものが、10時から11時半の1時間半に。しかもお弁当はなし。体育祭終了後は、たいどん達は普通に給食を食べ午後は普通に授業。

 

体育祭というよりは、体育の授業参観みたいな感じでしょうかね。平日ですし。

 

でも生徒たちはみんな一生懸命で楽しんでました。

 

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高等部3年生は6クラス。1クラスはだいたい7人くらい。

 

3クラスずつAとBの2チームに分かれて対戦です。

たいどんは3年6組。Bチーム。

 

 

競技は2種目。

 

1つは色合わせリレー。

袋を持った一人の生徒さんが走り、途中にあるカードをめくると、裏にはある色が塗られています。

その色を「○○色!」と声を出してさらに走ります。

走った先には小さい穴が開いた箱があります。その箱の中にはいろんな色のボールが入っています(穴にはフタがついていて中は見えません)。

小さい穴から手を入れボールを取り出します。そのボールの色がカードの色と同じならボールを袋に入れてスタートラインに戻り、次の生徒さんにバトンタッチ。ボールが入った袋がバトンです。

 

1回で同じ色のボールを取り出すラッキーな生徒さんもいれば、違う色のボールばかり取り出す生徒さんもいて見ていて面白かったです。

 

さてたいどんですが。。。

競技のルールを知ってか知らずかマイペース。全速力で走っている生徒さんも多くいるのに、たいどんはマイペース。トボトボと歩いて進んでいきます。

でも意外と早く同じ色のボールをつかみ取りました。私に似て比較的運はいいのでしょう。

ボールを袋に入れた後は小走りで戻ります。嬉しかったのかな?

そして次の生徒さんにバトンタッチ(袋を渡す)。

 

全速力の生徒さんがいる一方、たいどんのようにマイペース(でも本人は一生懸命頑張っている!はず。。。)の生徒さんもいます。

1回で同じ色のボールを取り出す生徒さんもいれば、違う色ばかり取り出す生徒さんもいます。

いろんな生徒さんがいますが、みんな一生懸命。見ている保護者さんの応援にも力が入ります。

 

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2つ目は綱引き

シンプルな競技ですが、こちらも見ていて面白かったです。

全力で綱を引く生徒さん。

綱を持って立っているだけの生徒さん(たいどんがこれ)。

綱すら持とうとしない生徒さん。でも先生は綱を持ってもらおうと一生懸命です。

いろんな生徒さんがいて、みんなが自分なりに一生懸命がんばり、そして楽しんでいる姿を見ると感動すら覚えます。

 

最後は 全生徒 vs 先生+保護者有志 の対決。

私も参加し本気で綱を引きました。

わき腹に多少の違和感が残りましたが、翌日にはすっかり元通り。まだまだ若い証拠でしょうか。

 

 

 

終わってみれば、あっという間の1時間半。

楽しい体育祭でした。

生徒たちに寄り添い、いろいろと支援下さった先生方には感謝しかありません。

 

たいどん最後の体育祭もこれで終わり。

卒業が日に日に近づいてきているんだなと実感がわいてきます。

卒業するのはたいどんだけではなく、ここにいる全生徒が卒業します。

みんなどんな世界に飛び出していくのでしょうね。

 

生徒さん達が明るく、楽しく暮らせる社会になることを切に望みます。

 

(写真はたいどんの周囲にいる生徒さん。全生徒ではありません)

どっち向いてんの

 

ではまた。

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