たいどん:重い知的障害のある自閉症児。永遠の2歳(高2になりました)
ずかとも(私):過活動膀胱を患う頻尿おやじ。永遠の20歳(たいどんのパパ)
先日読んだ「ケアマネジャーはらはら日記」に衝撃を受け、将来お世話になるかもしれない高齢者のケアについて知ってみたいと思ったこの私。
今度は高齢者施設、いわゆる老人ホームで働く方が書いた本を読んでみました。
非正規介護職員ヨボヨボ日記 (日記シリーズ) [ 真山 剛 ]
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(電子書籍もありますよ)
これまた今の日本、高齢化社会の実態を垣間見る衝撃的な一冊でした。
介護施設も老々介護?
著者の真山さん1960年生まれの九州(鹿児島)男児(現在62歳か)。56歳の時に「介護職員初任者研修」を受講し資格を取得。その時の同級生は間山さんを入れて4人。なんと最高齢は70歳の男性だとか(過去の卒業生には80代の方がいるとか)。意外と高齢の方も職員として働いているケースが多いそう。入所者(被介護者)よりも介護職員の方が年上なんてことも。
真山さんが(業界の方が)言うには「介護職は最後の手段」だそうで、どうしても職が見つからない場合の最後の手段と言われているそう。
給料が安くて重労働。
ただでさえなり手が少ないのに、元々介護をやる気のない人が仕方なく働いている職場。そりゃあ暴力事件など問題も起きるはずです。。。
やる気のある人が長く勤められるような改革が必要です。
介護の世界も楽じゃない。いろんな利用者がいます
介護の仕事は主に「食事、入浴、排泄」を中心とした利用者のお世話ですが、この世の中にいろんな人がいるように、施設利用者にもいろんな人がいるわけです。
利用者がみんな八千草薫さんのような品のいい大人しい淑女(あくまでも私個人が持つイメージです)ばかりではありません。泉ピン子さんのように意地悪な人(あくまでも私個人が持つイメージです)もいれば、和田アキ子さんのように暴力的な人(あくまでも私個人が持つイメージです)もいます。某政治家のように嘘をつく人、人を困らせて喜ぶ人、文句ばかり言う人もいます。
また認知症をはじめ病気の方もいます(重い病気の方は病院で入院です)。なじられたり、噛みつかれたり、泥棒呼ばわりされたり、ウ○チを投げつけられたりとひどい扱いを受けることも。
でも真山さんは「認知症という病気がそうさせている」と自分に言い聞かせグッと我慢の日々。若い介護職員さんは言い寄られたり触られたりすることもあるとか。
忍耐力があり、人間ができている人でないと務まりませんよ。
そんな利用者たちと日々対峙(?)しなければならない介護職員さん。きっと対峙ではなく退治したくなるのでしょうね。
読んでみて「介護職員にも利用者にもなりたくない」と思ってしまいました。
(少なくとも介護職員は無理。ケンカになってしまいますわ)
またややこしいのは利用者だけではありません。同じ職場の職員さんとの人間関係もややこしそうで、特にベテランの方にはパワハラ的な言動を取る方もいらっしゃるとか。まあこれは介護職場に限った話ではありませんが。
いずれにしても忍耐力、理解力、人間力、そして人を愛することができる人でないと務まらないですわ。
介護施設の選び方
働くにせよ利用するにせよ、いい施設の見分け方、というよりは「悪い施設の見分け方」も紹介されていましたのでここに記しておきます。
まず施設の中に入って消毒液や芳香剤の匂いがきついところはよくないそうです。不衛生な臭いをごまかしている可能性がたかいとのこと。
また年中職員を募集している施設もよろしくない。離職率が高いということであり、従業員を大切にできない施設であろうと。従業員を大切にできない、逆に職員から見限られる施設が、入居者を大切に扱っているはずがないですよと。
(利用者が頻繁にナースコールボタンを押すもんだから、電源を切るよう指示するところもあるとか)
やっぱり健康が一番よね
介護職員と利用者、どちらになる確率が高いかと言えば当然利用者の方ですね。施設にもよるようですが、女性利用者の下着(紙パンツ)を男性介護者が着替えさせるところもあるとか。私は男ですが下着の交換はできれば女性にお願いしたい。。。
とはいえ「下の世話をされ、好きなお酒も飲めない」ようになってまで長生きしたいとは思わないと著者の真山さんも仰ってました。
死ぬまで、ポックリ逝くまで健康でい続けたいですね。
そのためには食生活と運動を見直さないと。
今からでも遅くはありません。みなさんも是非!
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ではまた。
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