たいどん:重い知的障害のある自閉症児。永遠の2歳(もうすぐ高等部卒業)
ずかとも(私):過活動膀胱を患う頻尿おやじ。永遠の20歳(たいどんのパパ)
数えてみたらあと31日。
たいどんが高等部を卒業する日まで。
自閉症だと診断されてから約15年。
幼少期は療育センターの保育園のお世話になり
それ以降は同じ特別支援学校の小学部→中学部→高等部と進学し、気づけばあと31日で特別支援学校を卒業です。
振返ればあっという間の15年。
でも思い出深い15年。
小学部1年生のとき、初めて運動会を見に行きました。
当時は小中高の全生徒が参加する大運動会。
確か小学部4年生から高等部3年生が5チーム位に分かれて行なわれるリレーに最高に感動しました。
障害のある子どもばかりなので走らない、走れない子もいましたが、それでも全員が一生懸命にタスキをつなごうと前へ前へと進んでいく姿に胸が熱くなったものです。
ちょっと脱線する子をサポートする先生の姿も面白くて熱かった。
お陰で運動会は大好きな行事になり、毎年楽しみにしてました。
学園祭も楽しかった。
小学部のときは体育館のステージ上でお芝居をしたり、中学部では踊りを披露したり。
たいどんは、さるかに合戦ではカニ、スイミーでは伊勢海老、3枚のお札では岩の精霊(話がアレンジされてました)なんかを演じてたっけ。
周りのどの子にも負けないくらいかわいかったわぁ。。。
(今でもかわいいですよ。ときどき「オッサン」が見え隠れしますが)
運動会に学園祭、授業参観日など、たいどんの学校に行くのが楽しみでした。
それが新型コロナの影響で一変。
全ての行事が中止に追い込まれ、再開しても大きく様変わり。
運動会は学年単位となり残念ながらリレーはなし。
それでも先生方がいろんな工夫をされたお陰で、楽しい運動会でした。
もうあんなに楽しかった運動会や学園祭、授業参観に行けないのかと思うと寂しくなります。
卒業後の進路は、ある生活介護施設に決まりました。
その施設ではどんな日々を過ごすのでしょう。
さすがに親が観に行くような行事はないでしょうね。
たいどんへ
(もう少し先だけど)卒業おめでとう
大きな病気もせず、元気に育ってくれました
小さい頃は突然パニックを起こし、奇声を上げたり、倒れこんだりとびっくりすることも多かったけど、今では落ち着いて過ごすことができるようになりましたね(たまにイライラしているときがありますが)
4月からは社会人(よね?)
大人になるという自覚をもって、ママを困らせないよう、自分でできることを増やしていきましょう
それから施設の送迎バスには毎朝乗るように
出発時間が(学校のときよりも)遅くなるからできるはずです
今のママはそれを一番心配してます
毎朝送迎バスに乗れるようになったら、好きなところに連れていってやるぜ!!
とーちゃん、約束します
(おねえちゃんがいるお店とか。。。)
ではまた。
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