たいどん:重い知的障害のある自閉症児。永遠の2歳(高2になりました)
ずかとも(私):過活動膀胱を患う頻尿おやじ。永遠の20歳(たいどんのパパ)
おもしろいと言うか、うらやましいと言うか、こうありたいと言うか、こんな社会を作りたいと言うか。。。
とにかくそういう気持ちにさせる「絵本」に出逢いました。
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「絵本」なんですが、多くの大人にも読んでほしい絵本です。
これは実話が絵本になったものです。
舞台は「めねぎ(芽が出て間もない細いネギ)」などを育てている「京丸園株式会社」という農園。
話の内容(簡単に)
詳細は絵本「めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!」を読んで頂くこととして簡単に紹介します。
(ここで言う障害者は主に知的障害者を意味しています)
時代は今から約20年前にさかのぼります。
ある日、特別支援学校の先生がやってきて「生徒を働かせてほしい」と頼みます。
代表の鈴木さんは「障害者には無理」と思いますが、物は試しと働いてもらいます。
「ここにある(たくさんの)トレイをちゃんと洗っておいて」
しかしいつまでたっても終わりません。ずっと同じ一つのトレイを洗い続けているのです。そこで特別支援学校の先生に「やっぱり無理なようです」とお断りするのですが
「分かりやすく教えてあげてください。「ちゃんと」では分かりません。どこを、何回、どんなふうに洗うのかを分かりやすく」
そこからこの農園の改革(と言ってもいいと思います)が始まります。
障害を持つ彼らと一緒に働く過程において、代表の鈴木さんが驚きの発見をします。その驚きが「ガーン!」です。たくさんの驚く発見があったことを意味する「ガ・ガ・ガーン!」なのです。
そして今では障害者をはじめ多くの人々が楽しく働く農園に進化しています。
障害者も働くことができる
この絵本「めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン!」で伝えていることは「障害者も働くことができる」です。障害者自身も働きたい・世の中の役に立ちたいと考えています(うちのたいどんは考えていないと思いますが。。。)。
しかし多くの人は、障害者は仕事ができない、働くことができないと考えています。だから障害者雇用促進法といった法律や制度を整える必要がある。法律で定められたからと言ってやみくもに雇用しても結果は同じです。「やっぱりダメじゃないか」「ろくに働くことができない」となってしまいます。
要は仕事を人に合わせる
でもこの絵本「めねぎのうえんの・・・」にあるように、人を仕事に合わせるのではなく「仕事を人に合わせる」ことで障害者は働くことができるようになるのです。しかも障害者だけではなく、老若男女、全ての人が働きやすい職場に変化・進化していくのです。
誰もが働きやすい職場。障害の有無だけではなく、年齢、性別、言語などの違いに関わらず、誰もが働きやすい職場。それこそが今の時代に求められている職場なのです。
「ダイバーシティ」とか「グローバル」とか「女性の社会進出」などとかっこいい言葉を並べただけの薄っぺらい会社のなんと多いことか(いや、そもそも全く気にしていないのかも)。
これからの日本(世界もですね)に必要
もうここまでくれば「言わずもがな」です。
今の日本が抱える問題は「少子高齢化」「引きこもり」「長引く不景気」「格差社会」「膨らむ借金」などなどたくさんあります。これらの問題を解決する一つの方法が「誰もが楽しく働くことができる社会づくり」だと考えます。おそらく多くの人が同じようなことを考えているのではないでしょうか。でも実現するのは難しい、というか「面倒」なのです。いろんなものを準備したり整えたりしなければならない。でもそれをしないと実現できないのも事実。
「行動のみが真実」
この言葉を胸にまずは私の身の回りから変えていきます。
為政者にもこの言葉を胸に刻んで頂きたいですね。。。
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ではまた。
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