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本:自分の時間を取り戻そう(ちきりん著):公私ともに生産性を向上しよう!:ちきりんさんに夢中です。。。

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ずかとも(私):過活動膀胱を患う頻尿おやじ。永遠の20歳(本当は丙午生まれ)

 

読みました。

自分の時間を取り戻そう

著者:ちきりんさん

上梓:2016年

 

「○○しよう」シリーズ(と言うのかは不明ですが)は4冊購入し読ませて頂きましたが、どれもこれも「なるほどなぁ」と思える本でした。

 

先日はその中の一冊「自分の意見で生きていこう」を読んだ備忘録のようなものを書きましたが、ここでは「自分の時間を取り戻そう」の備忘録を残します。

(ちょっと長いです)

個人的に会社の仕事で悩んでいることもあり、実践して成果を出したいと考えています。

 

<「自分の時間を取り戻そう」の目次>

序章:「忙しすぎる」人たち

第1章:高生産性シフトの衝撃

第2章:よくある誤解

第3章:どんな仕事がなくなるの!?

第4章:インプットを理解する 希少資源に敏感になろう

第5章:アウトプットを理解する 欲しいモノを明確にしよう

第6章:生産性の高め方① まずは働く時間を減らそう

第7章:生産性の高め方② 全部やる必要はありません

第8章:高生産性社会に生きる意味

終章:それぞれの新しい人生

 

<内容や感想>

お断り:書かれている表現などは、実際の本「自分の時間を取り戻そう」とは異なります。また書いてある順番も本とは異なります。

 

この本には4名の登場人物がいます(細かく言うともっといますが)。

序章にてこの4名が登場し、終章にて4名の改善後の姿が紹介されています。

実在人物かどうかは分かりませんが(恐らくフィクション)、忙しい人々の代表のようであり分かりやすい設定例だと思います。

簡単に紹介すると、①マネージャーに昇格したばかりの会社員、②家庭と仕事の両立に悩むワーキングママ、③ブラック企業を退社したが、相変わらず仕事と時間に追われているフリーランス、④起業当初は順調だったが、会社が大きくなるにつれスピード感欠如に悩む社長。

この4名にアドバイスを送るような形で進んでいきます。

 

「忙しすぎる」という問題の本質

ずばり「生産性の低さ」だと言っています。

やることが多いでもなく、時間が少ないでもない。

「生産性」が低いのだと。

 

生産性とは数式で表すと以下の通りです。

 生産性=手に入れた成果 ÷ 投入した資源(時価やお金)

生産性が低いとは、投入した資源の量の割には、得られた成果が小さいということ。

つまりはもっと有効に資源(時間やお金)を使えと。

とりわけ「時間」についてはもっと敏感になる必要があるよと。

 

「時間」は見えない?

例えば「お金」は財布の中や、預金通帳の残高のように「目で見る」ことができます。

しかし「時間」は目で見ることが難しい。そのためにお金より軽んじられている

「お金」は増やす喜びを感じることができるが、「時間」は増やすことを目で確認することが難しい。

 

そこでこう考えてみてはどうか。

 

例えば今の通勤時間が片道1時間。往復2時間だとします。

家賃が月1万円高くなるが、会社の近くに引っ越し、通勤時間が半分になった。

短くなった時間は 1日往復1時間 × 20日 = 20時間(1カ月で)。

アマゾンで20時間が1万円で買えるのであれば買いませんか?と。

 

また睡眠時間が1日1時間増えれば、睡眠不足が解消され健康が維持できる。

今のまま(通勤時間が往復2時間)の生活を続けると、健康を害する恐れがある。

もしも病気になったら治療のためのお金はもとより、治療のために使う「時間」も必要になる。

 

一番大切なものを犠牲にして、二番目に大切なものを守っていませんか?

 

なんか説得力があり、納得してしまいました。

「時間」に敏感になる必要性を感じますよね?

 

将来なくなる仕事とは?

何年前でしょうか。

ITや人工知能、AIといった言葉が世に広まりだした頃、「こんな仕事がなくなる」リストが出回りましたね。

重機のオペレーターとか、トラックの運転手、スポーツ競技の審判とかが載っていたと思います。

(少々脱線ですが、北京オリンピックの審判がキカイだったら、いろんなゴタゴタは起こらなかったでしょうね)

 

なくなる仕事も「生産性」の視点から説明できるそうです。

人工知能やロボット(以下 キカイ)に取って代わられる仕事は、キカイに変えることで圧倒的に生産性が高くなる仕事だと(キカイ化しやすさではない)。

 

オペレーター(人間)は、休憩時間も必要ですし、休日も必要、睡眠時間も必要。

一方のキカイは24時間働けます(リゲインのCMですね)。

「時間をかければ解決する仕事」は確実にキカイに置き換わると。

 

これは会社のホワイトカラー(事務所スタッフ)にも言えます。

時間をかければできる仕事、残業すればできる仕事はいずれキカイに取って代わられる。そんな仕事しかできない人は残念な人になってしまう。

これからは、より生産性を高めることを考える仕事の価値が高まってくる。

 

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ベーシックインカム

聞いたことありますか?

国が国民全員に一定の所得を保障する制度です。

簡単に言うと、毎月全員に10万円支給します!(金額はデタラメです)

私はこの制度は「様々な税率を上げ、そこで得た歳入から支給するお金をねん出する。生活保護とは違い、特に手続きも必要なく、最低限の生活を保障するもの」だと考えていました。従い「これ以上税率をあげるの??やめてくれ~!!」でした。

 

でも次のような考え方もあるとこの本に教えて頂きました。

例えば先に挙げたトラックの自動運転です。

「【事故を起こしたらどうするのだ!】といって反対している人」がいるとします。

でもこれが実現できれば生産性が飛躍的に向上し、その結果たくさんの利益を得ることができる。

この利益の中から支給するお金をねん出し、自動運転に反対している人に

「お金をあげるから仕事をするな

 

これからの社会(日本)が求めるべき人は

生産性を高めることができる人

「自動運転になっても事故を防ぐ技術や制度を作ることができる人」

 

例えが極端かもしれませんが、生産性の向上を阻害する(足を引っ張る)奴は仕事をするなという社会がやってくる可能性もある。

あながち間違ってはいないように思えてきました。

 

歴史は繰り返す(?)

これはちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」で得た知識です。

アメリカと日本と中国の第二次大戦後を見てみましょう。

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繰り返す歴史

表はかなり簡略化して書いてます。

時代Aは日本が「舶来品」といって外国製品に憧れていた時代。

やがて時代Bとなり、日本の製造技術が向上し、日本が製造大国となります。バブル期ですね。

そのころのアメリカは日本車バッシングといった日本たたきをしていましたよね?

それが今はどうでしょう。

時代Cでは製造大国として中国が圧倒的な地位を確保し、日本は苦悩の時代。

でも数年後(?)には中国も人件費高騰や人権問題で製造大国の地位を失うかもしれません。

 

でも今の中国のIT化のスピードは目覚ましいものがありますよね。日本よりはるかに速いスピードで。

いつまでも日本が製造国家に固執していると、中国ははるか先を進む超大国になっている。

そんな現実が目前に迫っているように思えます。

 

どうです?

歴史が繰り返しているように思えますよね。

 

問題はこれからの将来、時代Dです。

日本が苦悩の時代を抜け出すためには「生産性向上革命」が必要ではないでしょうか。

 

技術の進歩を阻害する、余計な規制ばかり考えているお役人や為政者は

「お金をあげるからあっちに行って」

そうなった方がいいようにも思えてきますね。

 

そんな残念な人にならないようにしましょう。

 

こんな社会がやってくる

便利で豊かに見える日本でも、まだまだ生産性の低いことがたくさんある。

例えば医療。遠くの大病院に行くための時間や長い待ち時間。

診断は人工知能(持っている情報量は人間の医師の比ではない)でスピーディに。また遠隔治療にもIT技術を使えば医師も患者も無駄な時間が減る。

 

例えば現金。数えたり残高を確認・照合したりする手間。現金があると犯罪も誘発する。

フィンテック(経済と技術)や電子マネーで問題解決。

 

例えば選挙。投票所に行く。集めて数える。監視員も大勢。

言わずもがなですよね。

 

一方で、だから発展のチャンスがあるのだとも言っています。

 

国や社会の発展のためには意識改革が必要なのです。

余計な規制を作る役人や為政者は取っ払いたいですし、何よりも自分自身が取っ払われる側の残念な人間にならないように。

 

生産性を向上させる方法

まずは「欲しいモノ(成果)を明確にする」こと。

ここが大切です。

人間は計算する生き物です。欲しいモノと「持っていたら得するモノ」を見誤らないように。例えば上司の評価を得るために残業しても何の意味もありません。

 

次に「働く時間を減らす」です。

「働く時間を減らすために生産性をあげるのではないのか?」と文句を言いたくなりますがそうではありません。

時間に制約を設けることで「どうすれば短時間で終わらせることができるか」を考えることが重要なのです。そして実践してみることです。問答をやっているみたいですが。

容易に残業できる環境だと、考えるのをやめ残業してしまう。そういう甘えや危険性を排除しろと言っているのだと思います。

この「考える」ことができない人は残念な人へとまっしぐら。

人間、追いつめられれば何かアイデアが浮かんでくるはずですよね。

 

最後は「全部やる必要はない」「完璧である必要はない」です。

全てをそつなくこなすより、それぞれ得意な人で分業したほうが生産性は上がる。

100点をとるために長時間かけるよりも、80点をたくさん取ったほうが合理的で生産性も高くなる。どこかで「やめる」という判断も必要。

 

生産性を高める方法を考えて、資源を投入して、欲しいモノを手に入れる

冒頭に出てきた4名は、それぞれ成果を手に入れます。

その方法はスケジュールを明確にし部下たちに周知したり、ヘルパーさんを活用したりと様々です。

どうせフィクションよねと言いたくなるかもしれませんが、

行動してみないと何も変わらない

ということに間違いありません。

考えることができる人

行動できる人

になりましょうね。

四捨五入すると60歳ですが、残念な人にはならないぞ!

 

<終わりに>

私の会社のことです。

お偉いさんは「生産性」という言葉をよく使います。

でもホワイトカラーの生産性を計る指標が明確になっていません。

恐らくそのお偉いさんも分かっていないと思います。

(お偉いさんがこのブログを見ていないことを祈ります)

 

まずは自分のグループの生産性を見えるようにし、それを高めていきたいと考えているのですが、その指標を作らないことには前に進みません。

 

また毎月限界(36協定)ギリギリの残業をしている社員もいます。

恐らく仕事を入れ替えても、その従業員の残業は減ることがないように思います。

この現状を何とかして変えたい。

 

そうやって考えると、残業代というのはある意味弊害かもしれませんね。

残業すれば収入が増えるのであれば、残業しようという心理が働くことも容易に考えられます。そういう人は残念な人へまっしぐらですが。

残業している人が頑張っているように見える風習(?)や、人事の評価制度、転職のしやすさなど、社会全体で変化していかないとこの国の未来はないのかもしれません。

最初から残業代を加えた相応の金額を支給し、時間は自由、評価はアウトプットのみで行なう。

欧米式でしょうか。

 

自分の会社を変えることも難しいのに、社会全体を変えることはできませんが、まずは自分自身のグループを変えていきたいと思います。

我々の業務のアウトプットの見える化定量化。

残業が多い社員へのヒアリング(業務内容)と改善ポイント検討。

こういったところから着手しますです。

 

長文(約5000字)にお付き合い下さりありがとうございました。

 

そうそう、ちきりんさんの本、おもしろいですよ。

もう「ちりきんさんに夢中」です。

買ってない本も買います!

 

ではまた。

この4冊は持ってます。

お勧めです。

 

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