ずかとも(私):過活動膀胱を患う頻尿おやじ。永遠の20歳(本当は丙午生まれ)
(2022年9月29日
Google AdSenceよりアダルトコンテンツ指定を受けてしまったため、一部修正を行ないました)
思い出したことがあります。
人生で「ヒヤリ」としたこと。
あれは1993年(だったかな?)のこと。
大学を卒業し、ある会社に就職した私。その頃アメリカに工場を作るという計画が進んでいて先輩たちが関わっていました。
「フン、俺には関係ないね」
なんて強がりをいいながら国内で仕事をしていましたが、工場が完成すると先輩たちはアメリカへ出張。
「フン、俺には関係ないね」
なんて強がりを言っていましたがやっぱりチャンスがあれば行ってみたい。
「フン、俺には関係ないね」
なんて柴田恭兵さんばりに強がって国内で仕事を続けていました。
でもある日、なんと私にも声がかかったのです。
(実は先輩が家庭の事情で行けなくなりそのピンチヒッターだったのですがね)
生まれて初めてパスポートなるものを作り、生まれて2回目の飛行機に乗りアメリカへ(ちなみに1回目は受験で福岡から東京へ)。
その時の思い出話のひとつがコレ。
(余談ですがトイレにまつわる思い出話はまだまだあります。よろしければこのサイトの上の方にある「トイレで何が。。。」から。。。)
工場はジョージア州にありました(今はありません。残念ながら)。
ジョージア州の州都はアトランタ。1996年にアトランタオリンピックが開催されたところ。メジャーリーグのアトランタブレーブスの本拠地。CNNやコカ・コーラの本拠地でもあります。
で、仕事の話はどうでもよくて、タイトルの「裸のお姉さんとマッチョマン」についでですが。。。
「ポールダンス」ってご存知ですか??
棒が1本立っていてそれにお姉さんがからみついて(?)踊るアレです。アメリカの映画なんかで時々出てきますよね?
アメリカに駐在している(日本人の)オジサンにポールダンスのお店に連れて行ってもらいました。しかも裸のお姉さんがポールダンスを踊っているお店。
お店の名前は「ゴールドクラブ」だったか「タージマハール」だったか。。。
仕事が終わってからなので当然夜です。
車でアトランタの街中に向かい、駐車場に車を止め、ネオンがチカチカしているお店に心躍らせながら向かう私。
だってアメリカも初めてですし、ポールダンスのお店も初めて。ワクワクです。
でも、お店に入る前に駐在オジサンが言います。
「絶対にさわるなよ!」
私「??」
踊り子さんには死んでも触るなという意味です。
ウブな私(当時はね)には何のことだか分かりませんでしたが「とにかくさわるな」と叩き込まれました。
「撃たれるで」
そう、アメリカは銃社会。誰が銃を持っていてもおかしくありません。
「分かりました」と肝に銘じます。
(殴られることはあっても撃たれることはありませんよ。さわったくらいでわ)
そしていよいよお店の中へ。
薄暗い照明。
大きな音の音楽。
正面のステージにはポール&おねえさん。しかも「おパンツ1枚」。
(ポール牧ではありません。ポールとおねえさんです)
もう気分はハイテンション(若かったですし)。
ステージからちょっと離れたテーブル席に座ります。
メンバーは駐在オジサン1名、出張オジサン1名、若者2名(うち1名が私ですよ)。
そしてお酒を飲みながらいろいろ話をするのですが、私の眼はステージのお姉さんに向けられています。
「これがアメリカだぁ(ちょっと東北なまりが入る感じ)」
そうこうしていると駐在オジサンが手をあげました。その目は裸のお姉さんを捉えています。ステージで踊っているお姉さんのほかにも、場内をウロウロしたり踊ったりしているお姉さんが大勢います。おパンツ1枚で。。。
すると
なんということでしょう(劇的ビフォーアフターの加藤みどり風に)
裸のお姉さんが目の前に来て踊ってくれるではありませんか。
からだをフリフリクネクネ。
しかも若くて美人。そして金髪!
(金髪以外のお姉さんもいます)
「これがアメリカだぁ(もっと東北なまりが入る感じ)」
フリフリクネクネ。。。
「こ、これが、デ、デヘヘ。。。アメ、アメリカだがやぁ。。。(名古屋弁?)」
どれくらいの時間が過ぎたでしょう。恐らく流れていた曲が終わったタイミングでしょうか。駐在オジサンが踊ってくれたお姉さんにチップを渡していました。その渡し方がこれまたなんというか。。。
おねえさんが太ももにつけているガーターベルトの間に挟むというこれまた「アメリカだぁ」的な渡し方なのです。
駐在オジサンが言います。
「チップは1ドルでいいからね」
私「両替場所はどこですか??」
当時はトラベラーズチェックだったでしょうか、お店の中で「1ドル札」に替えてもらいました。。。若かったですから。。。
可愛らしいお姉さんがいたら目の前で踊ってくれるようお願いしチップに1ドル。
お酒がなくなったら(私は)ビールを注文しグビグビ。
クネクネフリフリ、ビールをグビグビ
クネクネフリフリ、ビールぐびぐび
やがて駐在オジサンはトイレへ。
残った我々3人は相変わらず
クネクネフリフリ、ビールをグビグビ
クネクネフリフリ、ビールぐびぐび
そうこうしていると出張オジサンが酔ってきました。
出張オジサンが手をあげます。
金髪の長い髪のおパンツ一枚お姉さんが近づいてきます。
出張オジサンの目の前で踊り始めます。
クネクネフリフリ
クネクネフリフリ
金髪ふぁさ~(後ろ髪を持ち上げうなじを出張オジサンに見せました)
その時です。
出張オジサンが椅子から立ち上がり床の上に「ドスン」と腰を下ろしたのです。
急な出来事に驚いたおパンツ1枚のお姉さんが
「キャッ!」
と驚いた声を上げました。
するとどこにいたのでしょう。
マッチョマンが数人
ドタドタドタ。。。とあっという間に集まってきてお姉さんをガード、そして出張オジサンにを睨みつけながらお姉さんと話をしています。
それでも出張オジサンは大したもの(?)で、全然動じていません。それよりも私の方が動じてしまい、どうやってこの場を収めようか、このマッチョマンたちにどう説明しようか(そろばん3級の頭で)考え始めました。
「えっと、えっと、日本は畳に座る文化で、椅子には慣れていなくて。。。あれ?たたみは英語でなんて言うんだ??」
などと(そろばん3級のスピードで)考えながらおパンツ1枚のお姉さんとマッチョマンたちと出張オジサンを見回します。
するとおパンツ1枚のお姉さんが「何でもないわ、ちょっとびっくりしただけ」と笑いながらマッチョマンに話していました(きっとそう。英語は分かりませんがおパンツ1枚の気持ちは分かります)。
するとマッチョマンは出張オジサンを軽く睨みつけながらも大人しく控室(?)に戻って行ったのであります。
セーフ!
駐在オジサンがトイレから戻ってきて、ことの顛末をお話しし「ワハハハ・・・」と笑われながらも「これがアメリカだぁ」を楽しんで家路についたのでありました。
これが私の「ぶん殴られるかもと「ヒヤリ」とした体験談」です。
こんな低俗な記事を早送りせずに最後まで読んでくださったあなた。
「あんたも好きねぇ(加藤茶ふうに)」
でも、ありがと!
ではまた。