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石見銀山:世界に誇った日本の銀山

たいどん:重い知的障害のある自閉症児。永遠の2歳(高2になりました)

ずかとも(私):過活動膀胱を患う頻尿おやじ。永遠の20歳(たいどんのパパ)

 

特別支援学校高等部2年生のたいどんは夏休み中。

一方の私は勤続30年のリフレッシュ休暇をお盆休みにくっつけて16連休とし「心行くまでたいどんと過ごすぞ」と意気込んだのはいいものの、連休後半は「やっぱりおとーちゃん(私ですね)も遊びに行きたい」と欲求不満。

 

そこでたいどんが午前中からデイサービスに出かけ夕方まで帰ってこない日を利用しバイクで出かけてきました(お風呂のカビ取り作業も前日に頑張りました。まだカビは残ってますが)。

 

出かけた場所は石見銀山(いわみぎんざん)。以前から行ってみたかった場所の一つです。朝7時半に家を出て帰ってきたのは夕方4時。バイクも石見銀山も堪能してきました。

 

 

 

石見銀山の所在地とおすすめ見学順序

島根県大田市にあり、広島市からだと車で2時間くらい(一般道利用)です。

後述しますがまずは「石見銀山世界遺産センター」にて基礎知識を頭に入れ(私の頭はすぐに放出してしまいましたが)、その後に街並み(車で5分くらい)の散策や坑道の見学に行かれることをお勧めします。

 

石見銀山の歴史

石見銀山は1527年(大永7年。関が原合戦より前ですね)に発見され1923年(大正4年)に閉鎖となるまで約400年間にもわたり銀を産出し続けました。

そして2007年(平成19年)、鉱山遺跡としてはアジアで初めて世界遺産に登録されました。

 

石見銀山発見のきっかけ

石見銀山が発見されたきっかけは九州博多の商人「神屋寿禎(かみやじゅてい)」が船で日本海を航行中に山(仙の山)がキラキラ輝いているのに気づいたことだそうです。鉱石が露出していて「あそこに銀があるに違いない」となったのでしょう。

 

争奪戦

石見銀山発見は戦国時代。武器の調達や家臣への報償など戦国大名たちは資金集めに必死の時。そこに「銀山発見」が知れ渡ると喉から手が出るくらい欲しくなるのもうなづけます。そのため争奪戦が繰り広げられました。

詳細は割愛しますが発見当初は大内氏(周防の国)の支配下にあり、尼子氏(出雲の国)、小笠原氏(周防の国?)の3者の間で攻防戦が繰り広げられ最後は毛利氏(安芸の国)が勝利します。石見銀山の周りにはいくつかの山城の跡が残っています。

関ケ原の合戦後は徳川幕府代官所が置かれました。座りしままに食うは徳川?

 

世界に誇った産出量

世界にいくつかの銀鉱山がありますが石見銀山は世界でもトップクラスの産出量を誇っていました。当時、世界に流通する銀全体の10%が石見銀山のものと言われています。中国との貿易をはじめポルトガルなどとの貿易にも用いられた銀。石見銀山の銀が世界の重大事件に絡んだかも?

(多い時で年間約40tを産出。世界の1/3の量とも)

 

近代化と終焉

明治時代になると採掘方法や精錬方法が近代化されました。採掘は手掘りから火薬の利用へ。精錬も灰吹法と言われる昔ながらの精錬法から、清水谷精錬所という大規模な精錬所が建設されました。しかし産出量も徐々に減っていきやがて閉山を迎えます。

 

石見銀山世界遺産センター

それでは最初に訪れることをお勧めする「石見銀山世界遺産センター」の紹介です。

 

ginzan.city.oda.lg.jp

 

石見銀山世界遺産センターの前にて

有料(大人310円)の展示室があります。これは是非とも見学することをお勧めします。銀山の歴史はもとより採掘方法、精錬方法のほか、銀山全体の構造も説明されています。なんと本物の銀も展示されていて直接触ることもできますよ。

これらはレプリカです

 

これはホンモノ。約300万円の銀のかたまり

 

採掘について

 

まるでアリの巣のような坑道

 

日本各地の金銀銅の鉱山

 

世界遺産に登録されている世界の鉱山


映像を用いて説明するコーナー(撮影禁止)もありなかなかの見ごたえです。

そうそう「銀」は金属では最高の反射率を持つんだそうです。昔のエジプトでは金に銀メッキを施すほどだったとか。

「銀」を用いた慣用句その1

 

「銀」を用いた慣用句その2

 

石見銀山の街並み

こちらが街並みの地図です。

石見銀山の街並み

 

私はバイクで石見銀山世界遺産センターからレンタル自転車屋さんまで移動しました。約5分くらい。ここにバイクを停めさせてもらい自転車を借りました(車も数台停まっていました)。

(私は普通の自転車を借りた(3時間500円)のですが、電動自転車がお勧め(2時間700円)です。代官所跡から坑道までは緩やかな上り坂。緩やかとは言っても距離(約3km)もありかなり堪えました。次は電動自転車を借ります)

自転車でのんびり走りながら所々止まっては写真をパシャリ。意外と歩いて散策されている方々も多かったです。

 

石見銀山世界遺産センターからバスも出ていますが、車で移動される場合は駐車場の場所を聞いてから移動するようにしてください。

味わいのある通り

 

味わいのある家

 

味わいのある消火栓

 

味わいのある自動販売

 

味わいのある大森小学校


掘られた坑道の入り口や坑道そのものを「間歩(まぶ)」と呼んでいます。見学ができる龍源寺間歩(先ほどの地図の左上「坑道」部分)へ近づくにつれ間歩をいくつか見ることができます。

福神山間歩(入れません)

 

福神山間歩。説明書き

 

入れと言われてもとても入れませんわ。。。

 

龍源寺間歩までもう少し

 

龍源寺間歩

途中で自転車をおり、手で押して登ってきました。電動自転車を借りておけばよかったと後悔。見学料金は大人410円。

 

到着。龍源寺間歩の入り口

 

説明書き

 

中の様子 その1 天井部分が平ら

 

中の様子 その2 天井部分が丸い

 

横に向かって掘られた間歩

 

上にある間歩とつなげられた穴(分かりにくいですが)

 

横に掘られた坑道

 

龍源寺間歩の地図

 

新しく掘られた坑道(出口用のようです)と数々の説明書き

 

出口のそばにあった間歩2つ

 

入れと言われても入る勇気が出ません

 

清水谷精錬所跡

精錬作業の効率化を狙って明治の中頃に建てられた大きな精錬所(跡)ですが、鉱石の質が悪かったことと設備能力もよくなかったため稼働後一年半で閉鎖されたそうです。

 

つらい上り坂

 

見えてきました

 

説明書き

 

夢の跡?

 

カッコよさと寂しさと

 

大森代官所跡(石見銀山資料館)

こちらは民間の資料館。取り壊される予定であった建物を民間有志で内部を改装して出来上がった資料館です(大人550円)。

第19代の代官である井戸平左衛門は「いも代官」と呼ばれています。その由来は享保の大飢饉(1732年)の際、薩摩の国からサツマイモの種芋を入手し、その栽培を広め、飢饉から多くの命を救ったことにあります。決して役立たずの「いも」ではないのです。

いも代官

 

天明の大飢饉(1782年)の様子を描いた絵も展示されていましたが、ショッキングなシーンも描かれていたため掲載しません。しかしこんな大飢饉が今の時代に起こったら大変です。戦争、異常気象、止めないといけませんね。

鉱山の模型

 

この紋所が目に入ります

 

終わりに

戦国時代から始まり約400年間続いた石見銀山。派手なものではありませんが歴史やロマンを感じました。石見銀山で産出された銀が世界各国に行きわたり国王や貴族の手に取られたのかもしれません。

その世界を動かしたかもしれない石見銀山の銀ですが、採掘や精製を行なう人たちは病気にも苦しめられたようです。粉じんや鉛などから出る有害な煙を吸い込んだためです。それらの病気の研究や治療も行なわれていたようですが、今の時代でも完治が難しい病気。多くの人たちの犠牲の上に成り立っていた石見銀山なのでしょう。

健康と平和と安全。いつの時代も最優先で取り組まなければならないことです。

 

番外編:中村ブレイス株式会社

皆さんは「中村ブレイス」という会社をご存知ですか?

義足や義手、コルセットや人工肛門などを、ハンディを負った方々に、その一人ひとりに合うように一生懸命手作りされている会社です。その愛用者は世界中にいらっしゃいます。

私がこの中村ブレイスを知ったのはある本がきっかけでした。その本の著者は坂本光司さん、本のタイトルは「日本でいちばん大切にしたい会社」(第1巻)。

 

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日本でいちばん大切にしたい会社 [ 坂本光司 ]
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(ちなみに現在7巻まで発刊されているようです。全部持ってます)

この本にはお客さんはもちろん、従業員のことを大切に考え行動している会社が紹介されていて、中には障害者を積極的に採用している会社もあります。その物語に感動し涙することさえ多々ありました。

そんな会社の一つ、中村ブレイスがここ石見銀山の街並みにありました。見つけた時は感動し写真まで撮ってしまいました。

中村ブレイス株式会社

 

格差社会ブラック企業といった負の働き方が取りざたされているこの時代に、従業員のことを第一に考え活躍し発展している会社があると思うと嬉しくなります。できることならそんな会社で頑張ってみたい(私の会社をそんな風に変えるパワーは私には。。。かといって悪い会社ではありません。いい会社だと思ってます、はい。)。

 

ちょっとした旅や本で、小さくても夢や希望を持つことができる。

素晴らしいではあ~りませんか。

みなさんも是非!

 

ではまた。

 

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