自閉症児と頻尿おやじの不安払拭・未来開拓

自閉症児と頻尿おやじが未来へ向けて行動中

自閉症児に予定を理解させる

たいどんは知的障害のある重度自閉症児。永遠の2歳(本当は高校生)。

毎日、学校に行ったり、デイサービスに行ったり。休日は移動支援だったり動物園だったり。はたまた冬休みなどの長期休暇になると帰省が入ったり。
と、たいどんにも今日、明日、もっと先の予定を理解させないといけません(いけませんというか、理解してほしいな、心の準備ができればなという思いです)。
たいどんに対して行なっている「予定を理解させる」方法を簡単に。

 

会話は成立しない(と親は思っています)

カミさんが
「土曜日は病院に行きます」
「火曜日は髪を切りに行きます」
と言っても

たいどんは
「どようび・・・」
「かみ・・・」
分かっているのかどうか怪しい。。。

「分かった?」
と聞くと
「わかった?」
とおうむ返し。

そもそも今日が何曜日かという感覚がないのでしょう(と親は思っています)。

会話=耳から、が難しければ目から

ということで、たいどんは目で見る予定表で理解してます(と親は思っています)。

1カ月の予定表

f:id:zukatomo:20211127094754j:plain

午前、午後の感じで作成してます。
平日の午前は学校。午後は病院だったり、デイサービスだったり。
休日は動物園や移動支援など。
朝一緒に見て、シールを貼らせます。
シールの色に意味はないようです。。。

1週間の予定表

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1カ月の予定表と大きくは変わりません。
午前と午後。
四角い枠で囲んでいるのが「今日(11月27日)」。
その日が終わるとラベルをはがします(磁石テープを貼ってます)。
(25日、26日は撮影前に適当に貼りました)

1日の予定表

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その日の行動(させたい)予定です。
この予定表を使って指をさしながら
「1番、病院」
「2番、動物園、銭湯、どっち?(選ばせます)」
「3番、海老天うどん(昼食。最近のブームは海老天うどん)」
声を出し、たいどんに伝えます。
2番の「どっち?」のところでは動物園を選択。
「今日は動物園ね」

いざ行動

この日の1番は、子供クリニック(家の近く)でインフルエンザの予防接種。
家を出るといきなり車に乗ろうとするたいどん。親は負けじと「1番、病院」と言いながら引っ張っていきます。頑なに拒むので「病院に行かないのなら帰ります。海老天うどんもお終いね」と言って家に帰ろうとすると、たいどんは海老天うどん食べたさに渋々病院へ向かいました。
恐らく海老天うどんがなければ、病院には行けなかったかも。。。
(一方、本人が選んだ動物園は頑なに拒否。まあいいかと諦めました。これがいけないのかも。。。)

この方法が馴染んだようで、最近は月の予定表が出来上がると、積極的に見に来ます。この先の予定やイベント(帰省など)を把握しようとしてます(と親は思っています)。

視覚に訴える方法は自閉症児には一般的なようなので、将来お世話になる入所施設やグループホームでも取り入れられているはず。
これからもこの方法を基本に、訓練を続けていきます。

<未来へ向けての私は>

時間」の感覚も取り入れた予定表を作り、さらにたいどんをパワーアップさせます。

でも、会話は成立しない、と書きましたが、「本当は分かってるんじゃないの?」と思うような出来事がちょくちょくあります。
能ある鷹が爪を隠しているのかも。。?

ではまた。

 

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